将来の政治、経済、金融情勢などのファンダメンタルズ要素を一切考慮せず、これまでの値動きと時間軸から将来の値動きを予測する分析方法です。
株価や為替の値動きというものは人間の心理状態の集大成です。

それは未来においても不変であると考えられるので、市場の値動きは過去と同様に繰り返されるものだと考えられます。
つまり、過去の値動きと時間軸からパターンで分析するテクニカル分析は、人間心理が変わらない限り将来の値動きを予測できるのです。

チャートとは、為替レートの値動きを1時間、1日、1ヶ月など決まった期間ごとにグラフ化して、過去の動向を一目でわかるようにしたものです。
もっとも代表的なものが、ローソク足です。
ローソク足は基本中の基本なテクニカル指標です。
ローソク足チャート
一本のローソクは、始値 終値高値安値四本値で成り立ちます。
ローソク足の説明

また、ローソク足は、1分足5分足15分足30分足1時間足4時間足日足週足月足といった異なった期間ごとに表示することができます。
そのため、表示期間を変更することで、短期デイトレーダーから長期スイングトレーダーまで簡単に自分にあったチャートを表示できるのです。
ローソク足は、ヒゲや実体の形からそれ1本だけ、もしくは2本・3本の組み合わせで相場の勢いや転換を知ることができます。

平均足の説明
平均足は、ローソク足と同様にトレーダーから人気のあるテクニカル指標です。
ローソク足2本分の平均を1本の平均足としてチャートに表示します。
そのため、ローソク足よりも視覚的にトレンドを捉えやすいのです。
チャートパターン分析は、チャートの形を見て、これから先のチャートがどう動くかを予測する分析方法です。
チャートには、その形によって「ダブルトップ」や「三尊天井」といった名前がつけられています。
下のチャート画像は三尊天井(ヘッドアンドショルダー)です。
三尊天井の説明

テクニカル指標は、これまでのチャートの値動きをより視覚的にわかりやすくしたものです。
移動平均線はその代表で、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
テクニカル指標トレンド系オシレーター系に大別できます。
テクニカル指標の表
トレンド系は、現在の相場の方向性を計測し、その方向に順張りをするために用いられます。
トレンド系テクニカル指標は、基本的な「移動平均線」を代表に「ボリンジャーバンド」や「MACD」は多くのトレーダーから人気があります。

オシレーター系というのは、相場の「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を計測し、その反転を予測して逆張りをするためのサインとして用いられます。
オシレーター系では「RSI」や「ストキャスティクス」が特に人気のあるテクニカル指標です。
パターン分析としても利用されることが多く、実際の値動きであるローソク足チャートとオシレーターで逆行する「ダイバージェンス」は相場反転のサインとしてよく知られています。

移動平均線チャート
一定期間の値動きの平均を線にしたもので、相場のトレンドが上昇トレンドなのか、下降トレンドなのかが一目でわかるテクニカル指標です。

→→→ 移動平均線の使い方 ←←←

ボリンジャーバンドチャート
ボリンジャーバンドは、相場の値動きが一定の値幅に収まるという前提の元に、上限と下限を視覚的にわかりやすく表示させたものです。
終値がボリンジャーバンド±1σに収まる確率は68.3%±2σに収まる確率は95.5%±3σに収まる確率は99.7%であると言われています。
順張りと逆張りの両方に利用することができ、トレーダーからも人気の高いテクニカル指標です。


→→→ ボリンジャーバンドの使い方 ←←←

MACDチャート
MACD指数平滑移動平均(EMA)を用いたオシレーター系の分析指標です。
テクニカル指標の中でも、トレンドの判断が分かりやすく、多くの業者で利用できるメジャーなテクニカル指標です。
移動平均をベースにしているため、取引初心者の方でも比較的わかりやすいことが特徴です。


→→→ MACDの使い方 ←←←

一目均衡表チャート
一目均衡表は、転換線基準線先行線1先行線2)、遅行線で構成されます。
によってこれから先の相場の方向性を表示し、また遅行線によってエントリーのタイミングを計れることが特徴のトレンド系テクニカル指標です。
高機能ですが、複雑なため、 遅行線のみを表示させて利用している人も多いです

エンベロープチャート
エンベロープとは、日本語で「移動平均線乖離率バンド」と呼ばれ、移動平均線に対して上下に一定の乖離をもった線を描いたバンド状の帯域のことです。
ローソク足が上下のバンドにタッチした時に逆張りでのエントリー、もしくはポジションを保有していた場合は手仕舞いのサインとして利用できます。


→→→ エンベロープの使い方 ←←←

パラボリックチャート
パラボリックは、チャート上に丸い印を表示させて、大きなトレンドの流れを見るトレンド追随型のテクニカル指標です。
チャートでの表示で売買のポイントをはっきりと示してくれるほか、ポジションを持っていない場合でもトレンドの転換点を確認するのにも役立ちます。
また、点の間隔でトレンドの勢いが一目瞭然に確認できます。

→→→ パラボリックの使い方 ←←←

RSIチャート
RSIは、値上がり幅・値下がり幅を数値化したオシレーター系テクニカル指標です。
買いの強さ・売りの強さが一目でわかるので、初心者から上級者まで人気があります。
一般的にRSI30以下では売られすぎ、70以上では買われすぎの過熱した水準と言われています。

→→→ RSIの使い方 ←←←

ストキャスティクスチャート
ストキャスティクスは、一定期間の高値と安値を活用して、相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断するオシレーター系テクニカル指標です。
一般的にストキャスティクス20以下では売られすぎ、80以上では買われすぎの過熱した水準と言われています。
エントリーポイントが、2本のライン(%D%SD)のクロスなので、売りと買いのポイントが視覚的にわかりやすく初心者でも使いやすい分析手法です。

→→→ ストキャスティクスの使い方 ←←←

RCIチャート
RCIは、主に相場の強弱を表し、反転などの相場変化を判別しやすいオシレーター系テクニカル指標です。
短期・中期・長期の3本のRCIを使う手法は、トレンドの押し・戻り待ちや過熱からの反転狙いに有効です。

→→→ RCIの使い方 ←←←

ADX/DMIチャート
ADX/DMIは、トレンドの方向性や強弱を表すテクニカル指標です。
ADX+DI-DIの3本で構成されます。
上昇・下降トレンドが強く出るとADXが上昇するため、一目で現在がトレンド相場かどうかを判断することができます。

→→→ ADX/DMIの使い方 ←←←

CCIチャート
CCIとは、日本語で「 商品チャネル指数」または「 コモディティチャネル指数」と言われる、オシレーター系テクニカル指標です。
100%を上回ると買われすぎ、 -100%を下回ると売られすぎと判断します。
多くのオシレーターの数値は -100%~100%が上限として設定されていますが、CCIには上限がありませんので数値が 100%を超えることもしばしばあります。

→→→ CCIの使い方 ←←←

モメンタムチャート
モメンタム(Momentum)は、相場の勢いをオシレーターにしたテクニカル指標です。
テクニカル指標のなかでは最もシンプルで一定期間内の価格の変化値に注目し、現在相場が上昇基調なのか下落基調なのかを判断するのに適しています。
真ん中のラインの 100が相場の強弱の基準とし、モメンタム(Momentum)100以上であれば強気相場、モメンタム(Momentum)100以下なら弱気相場と判断します。


→→→ モメンタムの使い方 ←←←

GMMAチャート
GMMAとは、トレンド系 テクニカル分析手法で、複合型移動平均線とも呼ばれています。
この分析手法で特徴的なのは、指数平滑移動平均線12本用いている点で、「短期線」と「長期線」に6本ずつ分けて、各ラインの位置関係や形状からトレンドの状況や強さを判断できるところです。

→→→ GMMAの使い方 ←←←

   

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まだまだ未熟な素人トレーダーですが
私なりに理解していることでよければお答えしますので
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