画面の構成
MT4の画面構成
①ツールバーでは、MT4の全ての操作をそこから行うことが出来ます。
 主要な機能を抜粋したものをアイコンで表示されています。
②気配値表示では、各通貨ペアの売値と買値のレートが表示されますので、
 為替のマーケット状況を把握することが出来ます。
チャート画面では、自分が選択した通貨ペアのチャートが表示されます。
 1画面でも表示できますし、複数の通貨ペアを同時にも表示させることも
 可能です。
④ナビゲーター画面では、インジケーターエキスパートアドバイザ等の情報が表示されます。
⑤ターミナル画面では、取引履歴や口座残高等の情報が表示されます。


基本的にMT4をチャートメインで使用する場合には、①ツールバーと、③チャート画面のみが表示されていればいいので、不要な②気配値、④ナビゲーター、⑤ターミナルは必要な時だけ表示させるようにして、普段は非表示にしてても良いと思います。
ツールバーに、気配値表示、ナビゲーター、ターミナルのタブがあるので、それぞれをクリックすれば非表示となります。
または、ぞれぞれのウィンドウの×印をクリックしても大丈夫です。
ターミナルのタブ

気配値表示、ナビゲーター、ターミナルのタブを非表示にした下図を見てもらえばわかると思いますが、MT4のチャート画面が見やすくなったと思います。
各チャートをダブルクリックすると、1画面だけにして表示することも可能ですし、「チャート画面整理」(上図)のタブをクリックすれば、複数画面を表示することが出来ます。

4つのチャート

チャートとは、過去のレートの動きを図に示したものです。
取引中は、このチャートを利用することで現在の為替相場の勢い、流れを視覚的に把握することが可能になります。
一般にチャートは売買のタイミングを決定するために利用され、過去の為替動向の分析から、未来の為替の動きを予測します。
また、MetaTrader4では、複数の為替チャートを同時に開くことが可能です。
それぞれのチャートはタブで管理し、チャートウィンドウを分割して、複数のチャートを一斉表示することも可能です。
タブの切り替えを頻繁に行う場合は、ウィンドウを分割表示する方法もあります。
MetaTrader4のチャートは、ただ閲覧するだけでなく、テキストやラベル、トレンドラインなどを挿入することも可能で、用意されているテクニカル指標を導入して詳細な分析表示を行うことも可能です。
チャートウィンドウ

気配値表示ウィンドウは、各通貨ペアの売値と買値の現在のレートを表示するウィンドウです。
通貨ペア一覧】では、取引の基準となる通貨ペアのレートを表示します。
MetaTrader4で表示される気配値は、リアルタイムで変化するのが特徴です。
気配値で表示される数値の色は、の2種類があります。
例えばUSD/JPYの場合、ドルが下がっている場合は赤色、ドルが上がっている場合は青色で表示されます。
各通貨ペアをダブルクリックすると、ポジションの発注ウィンドウが表示されます。
通貨ペアを並び替える場合は、通貨ペアを選択し、そのまま移動させたい場所にドラッグします。
また【Bid】とは売値、【Ask】とは買値のことを指します。
ティックチャート】タブでは、提示レートが変わる度に更新されるティックチャートが確認できます。
気配値表示ウィンドウ

左下にあるナビゲーターウィンドウは、MetaTrader4で利用頻度の高いメニューを利用する際に便利な機能です。
ナビゲーターウィンドウ左下にある【全般】タブでは、【口座】【インディケータ】【エキスパートアドバイザ】【スクリプト】の4つのコンテンツに簡単にアクセス可能です。
各種コンテンツを実行する場合は、右クリックして目的のメニューを選択します。
また、既存のアカウント口座と作成したデモ口座との切り替えや削除はここから行います。
お気に入り】タブでは、【全般】タブの中でよく利用するメニューを登録することで、より迅速に取引を行うことが可能です。
お気に入りメニューへの登録は、登録したいメニューを右クリックして【お気に入りに追加】を選択します。
ナビゲータウィンドウ

ターミナルウィンドウは、実際の取引に重要な作業に素早くアクセスするために作られたウィンドウです。
具体的には、【取引】【口座履歴】【アラーム設定】【メールボックス】【操作履歴】などのコンテンツが用意されています。
ターミナル画面下部に設置されているタブを切り替えることによって各種コンテンツを利用できます。
ターミナルウィンドウは、【Ctrl+T】のキーで非表示となり、タイトルバーをダブルクリックすると最小化します。また、元に戻す際も同じ作業を行います。特に利用頻度が高いのは【取引】タブです。
 取引タブでは、実際に取引中のポジションの状況を把握することができます。
リアルタイムでポジションの損益を計算してくれるので、チャートと合わせて常に確認出来ます。
取引したポジションの決済を行うには、表示されているポジションを右クリックして【決済注文】を選択します。
ターミナルウィンドウ

MQL4はMetaQuotes社が提供する外国為替証拠金取引用のプラットフォームである「MetaTrader4」の機能を拡張するためのプログラム言語です。
MetaTrader4は2005年にリリースされましたが、MQL4による拡張性の高さが投資家からの評価を集め、10年以上経つ現在でも数多くの証券会社が対応しているという、非常に息の長い取引プラットフォームとなります。

MQL4で開発出来るプログラムは大きく分けて4つになりますが、中でもカスタムインジケーターエキスパートアドバイザーが非常に多く開発されているプログラムとなります。

●カスタムインジケーター

カスタムインジケーターはチャート上に様々な情報を表示するプログラムです。
もともとMetaTrader4には移動平均線ボリンジャーバンドなど一般的なインジケーターが同梱されていますが、MQL4を使用することでこれらのインジケーターの機能を拡張したり、全く新しいオリジナルのインジケーターを開発することも可能となります。
チャートへの表示に特化していますが、エキスパートアドバイザーのように売買を行うことは出来ません。

●エキスパートアドバイザー(EA)

エキスパートアドバイザー(EA)は指定された条件に従い自動的に売買を行うプログラムです。
売買条件は自由にプログラムで定義することが可能で、カスタムインジケーターを売買条件として使用することも可能です。
ただし売買を目的としたプログラムのため、カスタムインジケーターほど多彩な表示を行うことは出来ません。

●スクリプト

スクリプトはチャートに設定した際に一回だけ処理を実行するプログラムです。
カスタムインジケーターエキスパートアドバイザーはブローカーから新しい価格を受信するたびに継続して動作するプログラムですが、スクリプトは継続しての動作は行わず、設定された際に1回動作するのみとなります。
そのため手動での取引を補助するような機能を作成することが多いです。
例えば任意のタイミングで保有中のポジションを全て決済する、といった内容はスクリプトとして開発することになります。

●ライブラリ

ライブラリは他のMQL4プログラムから呼ばれることを目的としたプログラムです。
例えば、よく使用する処理をまとめて1つのライブラリとして用意しておくことでコードの重複を防止し開発工数の削減に繋げるが出来ます。
ただし、注意点として、ライブラリを使用したプログラムを実行するには、MetaTrader4のデータフォルダに呼び出し元のプログラムと使用するライブラリの双方が必要であり、呼び出し元のプログラム単体での動作は不可となります。

●チャートを表示するには

まず新規チャート(チェックしたい通貨ペアチャート)を表示するには、メニューバーの【ファイル】から【新規チャート】をクリックしてその中から通貨ペアを選択します。
メニューバー

●チャートを再表示するには

チャートの右上の×で間違えてチャートを消してしまった場合、メニューバーの【ファイル】から【チャートの再表示】で消えてしまった・消した通貨ペアが表示されるので、探して再表示させることができます。
再表示方法

●バーチャートからローソク足へ表示を変える

MT4は新規でチャートを表示した時に、デフォルトではバーチャートになっています。
ローソク足ボタンを押すとチャートがローソク足に変わります。
バーチャートからローソク足チャートへ

●チャートの拡大と縮小の仕方

チャートの表示をお好みで拡大したり縮小したりすることができます。
チャートの拡大縮小

●チャートを重ならないように均等に並べるには

チャートを複数表示すると重なってしまって見えずらくなってしまいます。
そのため、チャートが重ならないように表示するには【ウィンドウ】からチャートの表示の仕方を選ぶことができます。

 ①水平分割

水平分割

 ②垂直分割

垂直分割

 ③ウィンドウの整列

ウィンドウの整列

●オートスクロールとチャートシフト

オートスクロールがオンになっていると、チャートの過去のデータを見たい時に過去のデータを見ようとしても自動で現在レートが表示されてしまいます。
オートスクロールオン

そのため、過去のデータを見たい時にはオートスクロールをオフにしておくといいでしょう。
チャートシフトをオンにすると現在レートの右にスペースができ、チャートシフトをオフにすると現在レートが右に寄ります。
チャートシフトオンオフ

●テクニカル指標を表示するには

チャートテクニカル指標インジケーターオシレーター)を表示するにはメニューバーの【挿入】から【インディケータ】を選択し、【トレンド】や【オシレーター】から表示したいテクニカル指標を探します。
テクニカル指標表示
※ツールバーの【インディケータリスト】からでも同じ操作がきます

●チャートの時間足を切り替えるには

チャートの時間足を切り替えるには、ツールバーの赤枠の時間をクリックするか【周期設定】から時間足を選択して切り替えることができます。
チャートの時間足

●チャートを定型として保存するには

チャートに移動平均線ボリンジャーバンドといったテクニカル指標を表示して自分の好みのチャートを作りますが、新しい通貨ペアのチャートを表示した時に、いちいちまた最初から表示の設定をするのはかなり手間です。
チャートの定型の設定】からテンプレートとして自分好みのチャートを保存しておけば、他のチャートにも簡単に反映させることができます。
チャートの定型保存

チャートの定型の設定】から【定型として保存】を選択すると名前をつけて保存が表示されるので、ファイル名に名前を付けて保存しておきます。
名前をつけて保存

上で定型として保存したものを他のチャートに表示を反映するには、反映させたい通貨ペアを選び、ツールバーの【チャートの提携の設定】から先程保存したファイル名をクリックするだけで表示されます。
定型反映

●十字カーソルについて

十字カーソルはチャート上に十字線を表示したものになります。
ツールバーの左の方にありますが、チャート上でマウスのホイールを押し込んでも表示させることが可能です。
十字カーソル

この十字カーソルは、チャート上で左クリックをしてそのままドラッグすると3つの数字が表示されます。
左の数字がローソク足の本数、真ん中がpips、右がレートの表示を表しているんですが、これはドラッグした地点からの数字になります。
3つの数字

●垂直線・水平線・トレンドラインを引くには

ツールバーから各種引くことができます。
ライン等を消す場合はBack Spaceキーか、消したいラインをダブルクリックして削除を選択します。
垂直線・水平線・トレンドライン

また、垂直線や水平線、トレンドラインは太さや色など変えることができます。
太さや色を変えたラインをダブルクリックして選択状態にし、右クリックしてプロパティを選択します。
プロパティ

全般】の【スタイル】から色や太さを変更することができます。
スタイル

●チャネルライン・フィボナッチを引くには

チャネルラインやフィボナッチリトレースメントを引くには、ツールバーの赤で囲った所を選択して引くことができます。
チャネルライン・フィボナッチ

●チャートにメモをするには

チャート上にメモをするにはツールバーの【テキストを作成】をクリックし、【テキスト】に表示したいメモを入力して【OK】をクリックするとテキストに入力した言葉が表示されます。
テキスト

●矢印等を表示するには

チャート上に矢印などを表示するにはツールバーの【矢印等を表示】から表示したいものを選択します。
矢印

●ツールバーに項目を増やすには

長方形をチャート上に表示したい場合、メニューバーの【挿入】から【図形】→【長方形】を選択します。
項目追加

本来であればメニューバーから選択する手順ですが、ツールバーに長方形を追加しておくと、ワンクリックで挿入することができるようになります。

ツールバー上で右クリックをして【カスタマイズ】を選択します。
メニュー

ツールバーのカスタマイズが表示されるので、左の非表示の項目からツールバーに追加したいものを選んで【挿入】をクリックすることでツールバーに項目を追加でき、ワンクリック挿入が可能になります。
カスタマイズ

長方形

●チャートの色などを変えるには

チャート上で右クリックを押して【プロパティ】を選択します。
メニューリスト

チャート表示の色を変えるには【色の設定】から色を変更し、チャートにグリッドや期間区切りを表示するには【全般】から行っていきます。
色の設定プロパティ

全般プロパティ

●日付を指定して過去データを見るには

過去データを見たい時に、数年前、数か月前のデータを簡単に表示させる方法があります。
チャート上でEnterキーを押して左下に入力欄を表示します。
左下に入力欄

オートスクロールをオフにしてから、見たい過去データの日付を入力(例 2020.10.1)してEnterを押すと、表示されたチャートの一番左側の情報が入力した日付の情報になります。
左下に日付入力

過去データに移動

●インディケータを削除するには

ここでは、サブウィンドウに表示されている【MACD】インジケータを削除したいとします。
MACDチャート

チャート】メニューから【表示中のインディケータ】を選択します。
チャートメニュー

削除したいインジケータを選択して【削除】ボタンを押せば、削除完了です。
表示注のインジケータ削除

デフォルトチャート

【主婦のわたしでもできたFX】へようこそ

専業主婦トレーダーの美空です♪
こんなインジケーターがあったらいいな~との思いで、時間を見つけてコツコツ作っています。
よろしくお願いします。
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